6月の誕生石は「慈愛に満ちた愛を育む」パール。

梅雨もいよいよ、全国的に本番を迎えそうな今日この頃。6月に、皆様は何を思い浮かべますでしょうか。代表的な「紫陽花」の花は、青や紫、赤や白と、豊かな色彩で観る人を楽しませてくれます。

6月の誕生石「パール」は、柔らかい白色を思い浮かべる人も多いようですが、実は色や形のバリエーションも多く、個性豊かな宝石です。

本日は、清純で柔和な美しさを放つ6月の誕生石、パールをご紹介いたします。

神秘的な美しさで愛され続けるパール

美しい光沢を放つパールは、古来から「月のしずく」「人魚の涙」などと例えられ、日本はもちろん世界各地で親しまれてきました。その名前の由来は、形が西洋なしに似ていることから、中世ラテン語の「PIRULA(西洋なし)」をもじって「PEARL」と呼んだのではないかという説が有力です。

和名の「真珠」は、生まれたまま、混じりけのないという意味をもつ「真」と、海で採れるきれいな石を表す「珠」という言葉から名付けられたといわれています。

個性豊かなパールの煌めき

パールは、母貝や環境によって異なる特徴を持つ宝石です。ジュエリーとして愛される代表的なパールはもちろん、個性の光る稀少なパールをご堪能ください。

あこやパール

日本の海で、アコヤ貝から生まれ、別名「和珠」とも呼ばれる最も代表的なパールです。寒い時期に浜揚げされるため、艶やテリの良い珠が特徴的。母貝がさほど大きくないため大粒のパールが育ちにくく、約2mm~8mmほどが主流、9mm越えの大きさは大変稀少です。ほのかなピンクみを帯びた可愛らしい色合いが、観る人の心をくすぐります。

南洋パール

オーストラリア海域やインドネシア、フィリピン海域などで白蝶貝から採れるパール。中には30cmもの大きさの母貝もあるため、パールのサイズも8mm~20mmと大きいことが特徴です。採れる海域によって色みが異なり、一粒一粒の絶妙なニュアンスを生かしたネックレスは、カジュアルな着こなしをお楽しみいただけます。

タヒチパール

黒蝶貝と呼ばれる、幅15〜20cmほどの大きな二枚貝を使って養殖されています。4~5年の長い年月をかけて育てられるため真珠層の巻きが厚く、深みのある輝きが印象的です。最も照の美しい「ピーコックカラー」は、緑や赤の色が孔雀の羽を連想させることから名付けられ、世界各国で人気を博します。

南洋ケシパール

ケシパールは、貝に入りこんだ砂利や海藻のかけらからできる偶然の産物です。核がなく、ほとんどが真珠層でできているため、同じものは2つとありません。養殖真珠の1〜2%ほどしか採集量がない大変貴重な真珠で、ニューヨークやヨーロッパの都市圏でも高い評価を受けています。

バロックパール

バロックパールの最大の魅力は、その個性的なフォルム。自然界の荒波の中で育つため、同じ形、大きさのものが一つもなく、まさに世界に一つだけの宝石といえるでしょう。整ったラウンドの養殖真珠が増えた今、自然の力が生み出すバロックパールは人々の注目を集めるパールの一つです。

伸び伸びと自由な心をもたらす守護石

母貝に守られながら、生き生きとした海のエネルギーの中で育つパールは、心を傷つかないように守る力があるといわれています。不安や悲しみに囚われずに、自由な心で伸び伸びと生きるサポートをしてくれるでしょう。仕事でも、プライベートでも、充実した日々を過ごしたいあなたのお守りに相応しいジュエリーです。

一生もののジュエリーを、カジュアルに楽しむ
ひとつは、なくてはならないジュエリー

パールは冠婚葬祭でも欠かせないアイテムです。「一生もののジュエリー」というイメージも、根強いのではないでしょうか。しかし、パールの世界に触れてみると、その色形は非常に表情豊かで、ファッションとしても、お守りとしても、身近に感じられる宝石の一つです。
ジュエリーは、身につけてこそ本来の煌めきを放ちます。貴女の日常を彩る、とっておきのパールジュエリーと出会えますように。

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