日本の誕生石、新たに10石追加

12月20日から、アメリカで定められていた誕生石をもとに、日本の誕生石に新たな石が加わりました。1958年に制定されて以来、じつに63年ぶりの改定です。

新たに加わったのは、4月のモルガナイト、7月のスフェーン、12月のタンザナイトなど、10種類の宝石たち。日本の誕生石は全部で29種類となり、これまで以上にカラーバリエーションが広がりました。宝石を纏う楽しさがますます増すことになりそうな、明るく嬉しいニュースですね。

誕生石にはそれぞれ意味があり、古くから生まれ月の宝石を身に着けていると幸運が訪れると信じられてきました。自分へのご褒美やお嬢様のファーストジュエリーに、そして大切なパートナーへのプレゼントにもぴったりです。

日本の誕生石一覧

宝石名(< >は今回追加された宝石です)
1月ガーネット
2月アメジスト・<クリソベリル キャッツアイ>
3月アクアマリンサンゴ<ブラッドストーン>・<アイオライト>
4月ダイヤモンド<モルガナイト>
5月エメラルド・ヒスイ
6月パール・ムーンストーン・<アレキサンドライト>
7月ルビー<スフェーン>
8月ペリドット・サードオニックス・<スピネル>
9月サファイア<クンツァイト>
10月オパールトルマリン
11月トパーズ・シトリン
12月トルコ石・ラピスラズリ・<タンザナイト>・<ジルコン>

それでは、今回追加になった10種類の宝石をご紹介いたします。

2月の誕生石 クリソベリル キャッツアイ

キャッツアイは魔除けの効果があり、昔から縁起が良いと親しまれてきた宝石です。猫の目のような輝きが特徴で、光を当てると縦に線が出る様子が猫の目に似ていることから名付けられました。

3月の誕生石 ブラッドストーン・アイオライト

ブラッドストーンは、その名の通り血液と深い関係があるといわれています。循環を良くし、脳の働きが活性化されるので、身につけると思考力が高まり、勇気が湧く宝石です。

アイオライトはギリシャ語で「青紫」を意味するイオス(Ios)と、「石」を意味するライト(リスト=Lithos)から名付けられました。自分らしさを引き出し、夢や目標へ導く宝石と言われています。

4月の誕生石 モルガナイト

淡いピンク色のベリルである「モルガナイト」は、アメリカの銀行家で宝石収集家だったJ.P.モルガン氏にちなんで、宝石学者であるクンツ博士により命名されました。無条件の愛と癒しの波動に満ち溢れるパワーストーンです。

6月の誕生石 アレキサンドライト

日光の下では青や深緑に、ロウソクに照らされればすみれ色や赤紫色に発色する二面性を持つアレキサンドライト。身につける人の精神的な成長をもたらし、オーラを磨き、成功へと導きます。

7月の誕生石 スフェーン

楔形の結晶をしていることから、ギリシャ語で楔を意味する「スフェーン」が名前の由来です。ダイヤモンドよりも強い輝きを持ち、持ち主の精神力と創造力を高めます。

8月の誕生石 スピネル

様々なカラーがありますが、中でも活気に満ちた鮮やかなピンク色は大変稀少価値が高く、宝石愛好家からも根強い人気を誇ります。前向きな心と希望をもたらす宝石です。

9月の誕生石 クンツァイト

クンツァイトは1902年にアメリカのカリフォルニア州で発掘された、比較的新しい宝石です。思いやりの心や、寛容さをもたらすので、穏やかな人間関係をサポートをしてくれるでしょう。

12月の誕生石 タンザナイト・ジルコン

タンザナイトは宝石商のティファニー社によって名付けられ、瞬く間に人気を博したことから「20世紀の宝石」と称えられています。直感力を高め、世界観を広げる力があるので、人生を良い方向へ導くサポートをしてくれるでしょう。

ジルコンは、多彩な色の花が咲くヒヤシンスのように黄色やオレンジ、赤、緑や青と七色の輝きをもつことから「ヒヤシンス」という別名を持ちます。エネルギーを整える効果があるので、気持ちをリセットして、運気の流れを変えたいときに最適です。

誕生石の起源は新約聖書までさかのぼり、ヨハネの黙示録の神殿に置かれた12個の宝石が由来ではないかといわれていますが、諸説あります。これを機にたくさんの方が色石にご興味いただけると幸いです。ジュエリーサンライズでは、まだまだ知られていない素敵な色石を今後もご提案させていただきます。

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